その希望は本物ですか!? – 物件を探し始める前に確認したいこと

物件探し前にすべきこと
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物件選びのミスがストレスを抱える生活を招いてしまった。

新築マンションの購入を考えると、まずはSUUMOなどの物件検索サイトを訪れる人が多いようです。そこで各種条件を入力していくと、該当する物件がリストアップされます。

リストアップされた物件の多くが「価格未定」となっており、とりあえず資料請求をしたりモデルルームの見学予約をしたりします。

資料は、物件を可能な限りよく見せようと各社が魂を込めて作るので(CGで外観予想図を作る時に隣の建物や電線などは美しくないので描きませんし、太陽光が美しく建物に反射している様子を描きます)、かなりステキな物件に見えます。そして、その良いイメージのまま、モデルルームを見に行くことになります。

以前にも書きましたが、モデルルームは不動産会社にとって「セールスの場」なので、あなたを魅了する要素がたくさん準備されているのです。こうなると、もはやその物件の良さにばかり目を奪われてしまい、自分の希望が叶えられる物件にであるような錯覚に陥り、契約まで突き進む方も多いのが現実です。

しかし、このように選んだ物件はストレスを抱える生活を招いてしまうことがあります。

私自身もこの経験をしたことがあります。

私は結婚をするまで都心の賃貸に住んでいたのですが、結婚を機にある程度の広さが確保できる住戸を買おうと思い、物件検索サイトに、予算、広さ、部屋数、沿線などの条件を入力していきました。

その結果、新百合ヶ丘が新築マンションが候補として挙がってきました。広さも十分、間取りも良く、予算もOK、その上かなり広いルーフバルコニーの付いた住戸、しかも新百合ヶ丘の駅はスーパーや飲食店がたくさんあり、非常に生活がしやすそうだったのです。これはかなり良いのではないかと考えて、モデルルームの見学に行きました。モデルルームでは現地を見て、担当者の方の話を聞き、現地のスーパーをチェックすると、「おお、これはいいかも!」と思い、その後何度か話を聞いた後にその物件を購入し、晴れて新百合ヶ丘の住人の仲間入りを果たしました。

引越し当初は色々と慣れない点はありながらも新しい生活を楽しんでいたのですが、1年ぐらい経つと次第に新百合ヶ丘生活にストレスを感じるようになってきました。マンションも街も悪くないし、住宅ローンや修繕管理費なども全く負担に感じず、むしろ貯金はなかなかのペースで増えていきました。

それにも関わらず、毎日の生活にストレスを感じるようになってしまったのです。

自分なりにその原因を考えてみると、「街がファミリー向け」という点がストレスの原因かもしれないと思いました。自分の家庭を含めて、子供がいる家庭には非常に暮らしやすい街なのですが、その分、都心にあるような、有名ホテルや高級店が入ったデパート、特別な時に使えるようなレストランが無く、ちょっと飲みたい時に立ち寄れるようなバーがないのです。もちろん、子供が生まれたばかりなので、実際にそのようなお店に行くことがどれぐらいあるのかと言われると、「ほぼ無い」というのが現実なのですが、街に漂うファミリー臭がどうにもストレスに感じてしまったのです。

誤解の無いように言うと、これはあくまでも私の嗜好であり、逆にファミリー向けの街じゃないとストレスを感じる人もたくさんいると思います。実際、私の知人は15年ぐらい前に落ち着いた子育てができるということで「たまプラーザ」に引っ越したのですが、最近の開発に嫌気がさして引越しを考えていると言っているぐらいです。

「どうしてこうなってしまったのか・・・」と考えると、結局、私は自分の希望を

なぜこんなことになったのかを振り替えると、自分自身が自分の希望をきちんと把握していなかったからだと気付きました。

物件検索サイトに聞かれた条件を入れてみたものの、条件の項目に「有名ホテルのバーでお酒を楽める環境」などと言うニッチな質問があるはずもなく、あくまでも一般的な条件を入れた結果、新百合ヶ丘の物件が候補として挙げられたのです。

決して、物件検索サイトが悪いのではなく、私自身がキチンと自分が何を重要視する人なのかが分かっていなかったということです。もしそれが分かっていれば、エリアを選ぶ時にもっと都心部に絞っていたはずです。

結局、その後半年ぐらいかけて自分にフィットする物件を探し、新百合ヶ丘の物件を売却して引越しました。購入からわずか1年半ぐらいのスピード引越しでした。

まずは自分の希望をリストアップすることから!

このような失敗を経験した私がお勧めするのは、まずは「自分自身の希望をリストアップしておく」というものです。ポイントは世間体や一般的な常識など気にせずに、希望はすべてリストアップするということです。

次にリストアップしたものに優先順位を付けていきます。

例えばその結果、1)会社のある大手町まで徒歩20分圏内、2)予算5000万円以内、3)最寄りにホテルバー、4)新築、5)70㎡以上、6)趣味の釣り具店があるという優先順位がついたとします。すると、おそらく神田、日本橋あたりでマンダリンオリエンタルやパレスホテルまで徒歩圏内の立地、5000万円程度の50㎡の1LDKや2LDKの広さの住戸と言うことになると思います。

残念ながら、「70㎡以上」や「釣具店がある」という条件は満たされないかもしれませんし、確かに子供がいる家庭にとって50㎡の物件は手狭に感じられる可能性がありますが、しかし、通勤で大手町まで徒歩20分圏内という条件や最寄りのホテルバーという条件を重要視するのであれば、部屋が狭いという状況から発生するストレスは、70㎡以上あるが電車に乗らないと通勤できないというストレスに比べると相当に軽いものだと思います。

上記に書いたのは少し極端な例ですが、このリストアップ&優先順位付けは家族の中での希望の整理にも有効です。

自分の希望、奥様の希望、子供の希望がバラバラである可能性は十分に考えられることで、購入する前にキチンと合意をしておかないと、特定の誰かがストレスを感じてしまい、そこから家庭内のバランスが崩れて、せっかく物件を買ったのに、家庭内がぎくしゃくするということも起こり得ます。

そのような状況を回避するためにもリストを作って、希望を共有して置くのは非常に重要だと思います。

また、自分自身で物件が決めきれない時でも、このリストをSUUMOの相談カウンターなどに持っていけば、あなたのご家庭が内を重要しているのかが分かるので、可能な限り「本物の希望」に沿った物件を紹介してくれると思います。

まずは自分の「本当の希望」を理解することから物件探しを始めてみてはいかがでしょうか!

 

 

 

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