築 10年のリセールを考えても、やはり都心部マンションを選ぶべき。

10年後の物件価格
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中古マンションのリセールバリュー2019

2020/7/2 に東京カンテイさんのレポート「中古マンションのリセールバリュー2019」が発表されました。

このレポートは、築10年の物件を売却すると何割ぐらいの価格で売れるのかという調査結果をランキング化して発表しております。

下記の表は過去3年分の首都圏ランキングトップ10 を抜粋したものとなりますが、やはり都心6区(千代田区、港区、中央区、新宿区、渋谷区、文京区)の物件が多いのが分かります。

順位

2019上昇率2018上昇率2017

上昇率

1

原宿172.7 %原宿173.4 %馬喰横山155.2 %

2

秋葉原165.8 %みなとみらい155.2 %みなとみらい148.2 %
3千駄ヶ谷147.0 %溜池山王142.7 %京成曳舟

145.3 %

4

溜池山王146.0 %半蔵門136.3 %東神奈川145.0 %

5

不動前141.2 %淡路町134.6 %豊洲

144.2 %

6

高輪台138.4 %大崎134.1 %岩本町

144.0 %

7

半蔵門135.5 %麻布十番134.1 %お台場海浜公園

137.7%

8

東神奈川134.3 %神谷町131.8 %品川

137.2 %

9

飯田橋133.3 %九段下131.5 %表参道

136.2 %

10麻布十番133.2 %明治神宮131.3 %門前仲町

134.9 %

 

特に2018年はトップ10のうち「みなとみらい」と「大崎」を除く8駅が都心6区にあり、2019年も品川区にある「不動前」と横浜の隣の「東神奈川」の2駅を除く8駅が都心6区にあることになります。

これは都心部における新築マンションの価格高騰を受けていると考えられており、新築が高くなると共に築10年のマンションも新築時価格よりも高くなるという状況が発生していると言えます。

トップ1位の原宿を見ると、2010年に1億円で買ったマンションが1億7000万円で売れるということを意味しております。さすがに170%というのは極端ですが、物件が10年後に購入時よりも高く売れるという状況はかなり発生している状況だと言えます。

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2019年の首都圏のトップ 30のうち 22 件が都心6区にある駅となります。

順位

2019年上昇率順位2019年

上昇率

1

原宿 (渋谷区)172.7 %16永田町 (千代田区)127.0 %

2

秋葉原 (千代田区)165.8 %17森下 (江東区)

126.7 %

3

千駄ヶ谷 (渋谷区)147.0 %18八丁堀 (中央区)

126.4 %

4溜池山王 (千代田区)146.0 %19御茶ノ水 (千代田区)

125.6 %

5

不動前 (品川区)141.2 %20月島 (中央区)

124.9 %

6

高輪台 (港区)138.4 %21四谷三丁目 (新宿区)

124.7 %

7

半蔵門 (千代田区)135.5 %22明治神宮前 (渋谷区)

124.6 %

8

東神奈川 (横浜市)134.3 %23清澄白河 (江東区)

123.6 %

9

飯田橋 (千代田区)133.3 %24辰巳 (江東区)

123.5 %

10

麻布十番 (港区)133.2 %25湯島 (文京区)

123.4 %

11

豊洲 (江東区)132.6 %26赤坂 (港区)

123.3 %

12

人形町 (中央区)129.9 %27市ヶ谷 (千代田区)

122.9 %

13

東日本橋 (中央区)128.6 %28勝どき (中央区)

122.6 %

14

大崎 (品川区)128.1 %29小村井 (墨田区)

121.6 %

15淡路町 (千代田区)127.0 %30若松河田 (新宿区)

121.5 %

30位の若松河田でも121.5%という状況なので、やはり都心6区の物件というのは、かなり値上がりしていたことがわかります。

もっとも、コロナ禍の影響によって住宅の需要が弱まっている状況を鑑みますと、ここ数年見られた上昇率といのが実現できない可能性が高いと思います。

しかし、それでも都心6区の価格上昇率が伸び悩んだり下落をしたりするという状況は、都心6区以外の地域ではさらに厳しい状況に直面することが予想されますので、いずれにしても将来的に売却の可能性がある物件を買うということであれば、やはり都心6区は非常に手堅いと思います。

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