個人的に応援している分だけ少し気になる。
私は三菱地所レジデンスをかなり長い間ファンとして応援してきました。従って、「パークハウス」の物件がリリースされるとなると、かなり注目をして情報を集め、実際に物件見学などにも行きました。例えば・・・
- ザ・パークハウスグラン三番町
- ザ・パークハウスグラン南青山
- 番町パークハウス
- ザ・パークハウスグラン千鳥ヶ淵
- ザ・パークハウスグラン麻布仙台坂
といったマンションです。
残念ながら、物件の完成時期が合わなかったり、予算が合わなかったりといった理由から泣く泣く諦めることになってしまいましたが、それでもザ・パークハウスへの憧れはずっと持ち続けていました。
三菱地所レジデンスの物件は、「三菱」の「品格」にこだわってきたように思います。
以前、ライバル会社の方に聞いた話なのですが、「一般にマンションデベロッパーが比較的狭い敷地に物件を作らなくてはならない場合、建ぺい率ぎりぎりのサイズでマンションを作り、できるだけ住戸数を増やすことで、少しでも収益を多く得ようと考えると思います。しかし、三菱地所レジデンスはそのようなことはせず、建物の延べ床面積を削ってでも、マンション正面にかなり立派な車寄せを作ったり、ロビーから四季の移り変わりを楽しめる庭を作ったりすることで、他のマンションとの違いを作り出しています。これは三菱の余裕とプライドを示しているのだと思う」と言っていました。
そんなザ・パークハウスのブランドが少し揺らいでいるように思うのです。
パークハウスはパークハウスに「グラン」が付くと、パークハウスの中でもハイクラスとなり、ブランド内のクラス分けをしていいるのですが、最近は「グラン」がつく物件自体のリリースが見受けられず、「グラン」のつかない普通の「パークハウス」も以前よりも特別感の少ない「普通」の物件になってしまっているように感じるのです。
例えば、現時点で三菱地所レジデンスのホームページで紹介されている都心部の物件を見てみると下記のようになります。
- ザ・パークハウス三田ガーデンレジデンス(都心なのに最寄駅が遠い)
- ザ・パークハウス市谷加賀町レジデンス(借地権)
- ザ・パークハウス高輪タワー(周辺物件と似たような感じ)
- ザ・パークハウス市ヶ谷(広い住戸でも70㎡のコンパクトタイプ)
- ザ・パークハウス高輪フォート(品川駅から遠く寂しいエリア)
- ザ・パークハウス麻布外苑西通り(車生活じゃないと厳しい)
といった感じのラインアップです。
最初に挙げた物件に比べると明らかに「スペシャル」感が足りないのです。そんな中でも、ホームページに載っている物件で言えば、ザ・パークハウス三田タワーとザ・パークハウス渋谷南平台あたりは、工夫と品格が見られる物件となっており、三菱らしさが感じられる物件であると言えます。ただ、ザ・パークハウス三田タワーも最寄駅から10分ぐらいかかるのと、ザ・パークハウス渋谷南平台も渋谷駅から徒歩7分となっていますが渋谷駅からの道のりはかなり長い上り坂となります。従って、どちらも車生活であることが望ましい物件です。(ちなみに、渋谷南平台の方はちょっとびっくりするような価格設定になっています。)
これから発表される物件を調べても「おお!」と思えるような立地でのリリースはしばらく無さそうなのです。先日取り上げた三井不動産の頑張りに比べると、ちょっと「足りない」ようなイメージがあります。
もっとも、用地取得などはサイクルがありますので、今はたまたまそのような谷間のタイミングなのかもしれませんので、ファンとして長期的な盛り返しに大いに期待をしたいと思っております。
付録(5月23日の株式損益)
銘柄 | 取得価格 | 株数 | 終値 | 損益 |
日本航空 (9201) | 1,900 | 100 | 1,887 | – 1,300 |
金曜日の終値時点での損失-1,300円。さらに回復してきました。
まぁ、まだ赤字ですが。。。
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