日本橋は「1粒で2つの味」 が楽しめます。
日本橋についてどんなイメージをお持ちでしょうか。
徳川家康が江戸幕府を開いた頃、江戸の日本橋を起点として五街道の整備に着手したので、商業の街として栄えてきました。その歴史的な背景から、現在でも日本橋付近にはデバートなどの商業施設、薬品メーカー、問屋さん、日本銀行と東京証券取引所があることから多くの金融機関が集まっております。
また、江戸時代から日本橋に商業取引を行う為に各地からやってくる人が宿泊する旅離が多くあったことから、現在でも超高級ホテルからビジネスホテルまで多くの宿泊施設があるのも日本橋の特徴です。
一方で、街が発展すると、そこで働く人々も増えていき、長い歴史の中で日本橋は商業地と住宅地が混在する街となりました。それは今でも続いており、オフィスピルの隣にマンションがあり、その隣にビジネスホテルや問屋さんがあると言った街並みとなっております。
その結果、このエリアに住むと、日本橋三越やコレドといったハイエンドな商業施設と、人形町や水天宮といった下町の活気の両方を同時に享受することができるのです。
正直なところ、緑が多い住宅地や千代田区番町のような都心なのに静謐な雰囲気を持つ街並みを好む人にとって日本橋エリアは向いていないように思いますので、好みが分かれるところだと思いますが、日本橋ファンが多いことからも、このエリアが持つ歴史的・文化的な多面性に惹かれる人も多いのだと思います。
「日本橋」という名の橋はちょっと寂しい状況にある。
ところで、物件とは直接関係ないのですが、日本橋には 「日本橋」 という名前の橋があります。デザインも非常にかっこよく、重厚感を感じる橋です。しかし、残念ながら橋の上空を首都高速が通っているので、 「常に日陰」 になってしまっております。この橋の上に高速を通すと決めた人の感性を疑うとともに、上空に青空が広がっていれば、さらに素晴らしい橋だったのではないかと思うと残念でなりません。
しかーし、同じように考える人はたくさんいたようで、国土交通省と東京都に働きかけて、現在、首都高速の地下移転に向けてプロジェクトが動いております。事業費は数千億円かかる見込みで、東京オリンピックパラリンピック後の着工を目指しているとのことです。もっとも、完成までには 10年~20年かかるそうなので、気長に待つしかなさそうです。
生活利便性もかなり高得点!
物件がる場所の生活利便性としては、JR 総武線の「新日本橋駅」と東京メトロ日比谷線の「小伝馬町駅」まで徒歩2分、東京メトロ銀座線&半蔵門線の「三越前駅」まで徒歩5分という立地なので、交通アクセスは抜群です。
また、スーパーとしても、「まいばすけっと・日本橋本町4丁目店」まで徒歩1分、「肉のハナマサ・新日本橋」まで徒歩2分、「成城石井・小伝馬町店」まで徒歩2分と充実しており、必要な食材に困ることはないと思います。
また、徒歩5分の日本橋三越の地下にもデバ地下の食材売り場があるので、お客さんが来る時でも安心です。
物件スペックの詳細は発表されておりませんが、地上18階·地下2階というタワーマンションで、完成時期が2022年10月ということです。日本橋エリアは三井のお膝元とも言える場所なので、威信をかけて良い物件を作ることと思います。
やっぱり日本橋三越は別格!
話は変わりますが、私が高校生の頃、小論文の先生が「私の母親はお茶を習っていて、師匠に盆暮れの挨拶として、お中元とお歳暮を贈るのですが、絶対に日本橋三越から送るようにしている。日本橋三越から贈ることで師匠に対して誠意を示す意味が生まれるほど特別なデバートなのだ」と語っていたのをずっと覚えていました。
当時は「そんなもんかなぁ」と思っていたのですが、大人になって実際に日本橋三越に行ってみて、その意味が分かりました。
まず、そこにいるお客さんの質が違う。お金持ちなのは間違いないのですが、成金的な感じがなく、とても品が良い感じに満ちている人が多い。そして、そのようなお客さんの相手をしている店員さんもとても洗練されている。 おそらく、日本橋三越で働いているというブライドがその空気を作っているのだと思います。
デバートはどこも同じようにキチンとしたサービスをしてくれるので、あまり大きな違いはないだろうと思っていたのですが、日本橋三越は 「別格」 でした。 是非体験してみてほしいと思います。
上にも述べたとおり、日本橋エリアは好みが分かれるエリアではありますが、ハイエンドな商業施設と下町の活気の両方を楽しみたい方には、 とてもお勧めの物件になると思います。
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