経団連の就活に対する見解に違和感。。。そんな時代ですか?

就職・転職
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経団連の就活に関する様々なルールって誰の為なんだろう。

時事通信の記事に下記のようなものがありました。

経団連は10日、大学生を対象に企業が行う「インターンシップ(就業体験)」の見直しを盛り込んだ行動計画を策定する方針を固めた。実際の仕事の体験を伴わない「ワンデー(1日)インターンシップ」や、学業に影響する平日の開催を原則廃止するよう企業に求める。3月末に開く大学側との産学協議会で計画の採択を提案する。

 就業体験は、学生があらかじめ自らの適性を把握することで早期離職を防げる利点がある。ただ、人手不足の中、企業が「青田買い」に活用するケースが増加。特に1日インターンは事実上の会社説明会と化しているとの批判も多い。 

この記事に書かれている経団連のルールに違和感があるのは私だけなのでしょうか。

ワンデーインターンシップが実質的に説明会だとしても、学生にとっては少し早い段階でその会社のことを知ることができるのは、どのような仕事に就くべきかを考えるにはプラスだと思います。

また、社会人になると学生時代よりも限られた時間の中で、多くのタスクをこなさなければならない状況に直面するので、就職活動は社会人になる前に時間の使い方を学ぶ非常い良い機会であると思います。

従って、「学業に影響しないように平日開催を原則廃止する」という「過保護」は本当に社会に出ようとする学生の為になるのかなと疑問に思うのです。きちんとやる人はどちらもキチンとやります。

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経団連は「横並び」を求めるのではなく「違い」を生み出す企業を支援する団体であってくれ!

まぁ、経団連としては、「学生のため」という理由でこのような行動計画を決めたのではなく、「青田買いを認めると、大手人気企業が優秀な人材を独占してしまうので、大手ではない企業からクレームが来ている。クレームを収める為の苦肉の策」というのが実態ではないでしょうか。

但し、経団連がどんなルールを導入して就職活動に関する企業と学生の行動を縛ろうとしても、人気企業には優秀な学生が集まりやすく、優秀な学生はそのような企業から選ばれやすいという需給がマッチするものだと思います。

大手人気企業以外の企業も優秀な学生を取りたいと思うのであれば、青田買いについて文句なんか言ってないで、まずは自社の価値を高める取り組みを行うべきです。最近の優秀な学生の中には「大手」の看板など無関心で、本当に面白い取り組み、自分がフィットする取り組みを行っている企業に決める学生が増えています。

従って、経団連も「みんなが横並びであるべき」という意識は捨てて、「あなたの会社が特別な存在になるようにサポートします」というように、「違いを生み出そうとるする企業を支援する団体」へと変化していけば、かつてのような求心力が復活するのではないかと思います。

私は経団連で中心になっている企業ならこの支援は絶対に可能だと思います。なぜなら、彼らもかつて違いを生み出したことによって、今のポジションを担っているからです。

岐路にある経団連の今後に注目です。

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