書斎が欲しい。でも、リノベーションとかの費用と手間を考えると現実的ではない・・・。
女性に同じ感覚があるのかは分からないのですが、私が男性の友達と話をするとき、よく「書斎が欲しい」という話になります。中には立派な自分の部屋があり「書斎ライフ」を満喫しているという人もいるのですが、子供が1人いる友達の場合、2LDKのマンションだと、「2」が主寝室と子供の部屋に割り当てられるので書斎など「絶対に無理!」となり、3LDKの住まいだとしても、「3}が主寝室、子供部屋、倉庫になりがちで、「書斎」として使うにはかなりハードルが高いということになります。ましてや、子供が2人いる家庭では倉庫が子供部屋になるので「完全に無理!」となります。
そもそも、なぜ私の友達は書斎を欲するのでしょうか。
私が思うに、書斎への渇望は子供の頃に作った「秘密基地」へのドキドキに感覚が似ているような気がします。書斎があったからと言って、何か特別なことをしたいわけでもないですし、趣味や読書とかなら、リビングルームでも十分にできるはずです。それにも関わらず書斎を欲するのは「ここは自分の空間」という動物特有の縄張り意識がDNAに刻まれているからなのかもしれません。
そんなDNAに刻まれている(かもしれない!)縄張り意識を満たしたいと思いながらも、マンション暮らしによりなかなかその夢を実現できず、泣く泣くリビングで仕事や趣味に取り組んでいる方も多いと思いますが、そんな方にお勧めの逸品があります。
リノベいらず、手間もコストも僅少に抑えて書斎を手にいれる方法があります。
それは、神田産業という会社が作っている「 だんぼっち」という簡易防音室です。イメージ的には段ボールでできた電話ボックス、或いは健康診断で聴力検査をする時のブースという感じなのですが、部屋の片隅に置くだけなので工事は不要、段ボールが音を吸収するので中の音が外に漏れにくく、段ボールなのでコストも抑えられる(サイズに応じて9万円~14万円ぐらい)というまさに夢の製品なのです。
リノベーションなどしたら、百万円単位でお金が掛かることを思えば10万円そこそこで書斎が持てるのはかなり嬉しいことだと思います。
さらに、だんぼっちの書斎生活をより快適にする為に、換気ファンユニット、吸音材といったオプション器具も販売されています。だんぼっちは、段ボールでできているので、外観は当然ながら段ボールの色をしています。もし段ボールの色が部屋の雰囲気に合わないようであれば、部屋と調和をするような色あいや柄のクロスを買ってきて、ダンボッチの周囲に貼れば、部屋に馴染んだ「だんぼっち」ができあがると思います。
書斎は不要という方でも、在宅勤務がデフォルト化する時代においては重宝するかもしれません。
数日前にも書きましたが、今回の新型コロナウィルスによる外出自粛要請に伴って、多くの企業が従業員に在宅勤務を命じましたが、従業員が在宅勤務をしても業務に大きな支障はなく、従業員にとって働き方の選択肢を広げることになったと思います。従って、今後は在宅勤務という勤務形態が選択肢として普通に存在することになると思います。在宅勤務において従業員が困ることの一つに、「電話やビデオ会議といったものに参加をする時に、家族に静かにしていてもらったり、話の内容によっては家族に聞かれないように気を遣う必要がある」というものがあります。しかし、このような時に「だんぼっち」があれば、仕事の話を家族に聞かれることはなく、家族も会議中だからと遠慮をすることなく自然に生活ができるので、在宅勤務代には「だんぼっち」は非常に重宝される製品なのではないかと思っています。
子供時代の夢の秘密基地と、大人になってからの夢の書斎の両方のニーズを満たしてくれる優れものを是非チェックしてみてはいかがでしょうか!
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