物件のデザインも街の雰囲気も良い! ただし、駅までは「ちょっと遠い」- クレヴィア渋谷富ヶ谷

クレヴィア
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クレヴィア渋谷富ヶ谷 -勝手に評価 81点

評価項目10段階評価加重評価(100点満点)
立地730%21
生活利便性830%24
築年数1015%15
建物の特性1015%15
独断による調整610%6
評価81.0
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レンガ風なタイルを使った外観は、落ち着きと街並みとの調和をもたらします。

最近新しく作られるマンションは幾何学的なデザインだったり、江戸っぽさを表現する格子柄だったり、都会的な建物を演出するためにガラスを多く使ったオフィスピル風なものが多くなっているように思います。

そのような中で、クレヴィア渋谷富ヶ谷はレンガ調のタイルを外壁として使い、最近では珍しく重厚感を演出しております。このデザインの特徴は、新しさは感じられないものの、時間が経過しても古さを感じさせず、落ち着きのある住まいを演出できる点にあると思います。

また、周辺にはかなり大きな邸宅が多くあり、これらの邸宅がレンガを使っているので街並みとの調和をもたらしているのです。

個人的に、外観は売却などをする時にかなり重要だと思います

私自身、多くの中古物件の見学をしましたが、外観に魅力が感じられると物件自体のイメージが良くなります。

仮に、物件見学をした住戸がちょっと痛んでいたり、間取りが気に入らなかったとしても、リノベーションでどうにでも修繕することができます。しかし、外観は個人で変えることはできないので、好むと好まざるとに関わらず、ずっとその外観と付き合っていくしかないのです。
従って、「外観は毎日の生活には関係ないので気にしない」という考え方は有るのかも知れませんが、売却のことを考えると絶対に外観が魅力的な物件の方が良いと思います。

さらに、この物件は富ヶ谷公園の隣りにありますので、西側には開放的な空間が広がります。

ただ、ぶっちゃけ駅まではちょっと遠い。。。

小田急線の代々木八幡駅、千代田線の代々木公園駅はそれぞれが徒歩1分程度の距離にあり、 ほぼ隣り合っているので、一つの駅である言っても過言ではありません。したがって、最寄り駅には小田急線と千代田線の2路線が通っていると言えます。

小田急線は新宿、代々木上原、下北沢、成城学園前、新百合ヶ丘、町田、相模大野、藤沢、小田原、箱根などを結び、千代田線は、明治神宮前 (原宿)、表参道、乃木坂、赤坂、霞が関、日比谷、大手町、新御茶ノ水といった都心エリアをカバーしますので、この2路線が使えるということは非常に交通利便性が高いと言えます。

また、最寄り駅の代々木八幡駅、代々木公園駅には代々木八幡商店会、富ヶ谷一丁目通り商店会があるので、生活に必要なものの大半がこの商店街で賄うことができます。

しかし、この最寄り駅まで徒歩10分ぐらいかかるので、真夏や真冬は「遠いなぁ~」と感じる距離だと思います。

もっとも、駅周辺以外はフラット・アプローチなので、急な坂道がある徒歩5分の物件よりは
はるかに楽だと思う人も多いと思います。とはいえ、都心部で駅から徒歩10分は決して近いとは言えない距離なので、この点が物件価格に反映されていないと、売却の時に損をしてしまいます。 従って、周辺物件との価格の比較を慎重にする必要があると思います。

週末、お散歩や自転車でのサイクリングを楽しむには最高のロケーション

駅までが少し遠いので、毎日の通勤・通学の為に駅まで行かなくてはならない人にとっては多少利便性が下がるのですが、週末に散歩やサイクリングを楽しみたい方にとっては、最高のロケーションだと思います。代々木、新宿、下北沢、 渋谷、原宿と言った、今まさに大規模な再開発が行われているエリアに行くには超便利で、 行きたいお店を決めて出かけてもいいですし、あてもなくお散歩やサイクリングをしても、非常にたくさんの興味深いお店に出会うことができると思います。

気になる点としては、事業協力者住戸の数

私が少し気になるのは、総戸数35戸に対して13戸(3割以上)が事業協力者=もともとの地権者の住戸であるということです。

地権者の中には、その場所が自分の土地であったという意識から、マンションの自治についても発言権があると考える人がいます。その結果、自治会でも意見を曲げることができず、自分の意見を主張しまくるので、自治会で物事が決まらず、マンション運営がとても大変なケースというのが発生することがあります。

もちろん、これはレアなケースではありますが、もとの地権者vs新しい住民という対立が起きることがありますので、このあたりの手当てを、売主がどのように対応しているかを確認する必要があります。 仮に「それは住民同士の話なので、自治会が決めること」という回答があったら要注意です。少なくとも住民同士が円滑に生活できるように、売主は建築段階から地権者の権利を明確に説明して理解を求めなければならないからです。

クレヴィアという伊藤忠の物件なので、このあたりはしっかりと手当てされているかと思いますが、念の為確認してみてください。

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