四ツ谷に華やかさをもたらしてくれると期待しているだけに。。。
四ツ谷駅周辺の大規模再開発の目玉として、オフィス・商業施設・高級賃貸住宅を擁する「コモレ四ツ谷」が順次オープンしています。四ツ谷からほど近いエリアに住む人間としては、人を惹きつけるような施設が少なく、寂しささえ感じさせるこの場所に複合施設ができることにたいして、かなり大きな興奮を覚えておりました。ぐんぐん高くなっていく四ツ谷タワーのオフィス棟をみると、自然と胸が高鳴り、「どんなテナントが入るのかな~?」、「こんなテナントが入ったらいいのにね~」と家族で話していました。
私の期待値としては、「四ツ谷という場所がら、さすがに六本木ヒルズやミッドタウンのようなものはできないだろうけど、赤坂見附にある紀尾井町店舗を見るにつけ、私の期待とのギャップが顔を覗かせてきました。
まず、スーパーが発表されたのですが、それがクイーンズ伊勢丹、明治屋、紀伊国屋といったハイブランドではなく、「ライフ」でした。「ほぉ~・・・ま、ま、四ツ谷駅のアトレに成城石井があるし、日常利便性があるスーパーは丸正しかなかったもんね。これで、四ツ谷で暮らしている人の生活はぐっと便利になる。良かったですね。うん。良かった。クイーンズならもっと良かったけど。。。」と言う気持ちに。
そして次に現地を通りかかった時に目に入ってきたのが、マツモトキヨシ、セブンイレブン、キャンドゥー(百円ショップ)、ドトールコーヒー、白洋舎(クリーニング)という生活密着型の店舗達でした。
この時、私はこの場所にできる施設が自分の期待する施設とは異なることに気づきました。そう、ここにできる施設は(少なくともここまでのテナントの顔ぶれをみるかぎり)、人を魅了して遠くからお客さんに来てもらうことを期待するような華のあるものではなく、四ツ谷に働き、四ツ谷に住む人の為のいわば「地域密着型」の施設なのです。
ちなみに、私はライフも、マツキヨも、セブンもキャンドゥも、ドトールも、白洋舎も普段かなり重宝させて頂いておりますが、この場所には生活利便性ではなく「特別感」が欲しかったです。
とはいえ、四ツ谷駅付近に住んでいる知人は、「うちの方はチェーン店の百均が無かったし、スーパーの選択肢も少なかったから超嬉しい!と喜んでいたので、きっと地元民には嬉しいことなんでしょうね。
私が忘れていたこと。。。
何よりも、私が忘れていたことは・・・コモレ四ツ谷が「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」が中心となって開発していること。そして都市再生機構の志は下記のとおり。。。
独立行政法人都市再生機構は、機能的な都市活動及び豊かな都市生活を営む基盤の整備が社会経済情勢の変化に対応して十分に行われていない大都市及び地域社会の中心となる都市において、市街地の整備改善及び賃貸住宅の供給の支援に関する業務を行うことにより、社会経済情勢の変化に対応した都市機能の高度化及び居住環境の向上を通じてこれらの都市の再生を図るとともに、都市基盤整備公団から承継した賃貸住宅等の管理等に関する業務を行うことにより、良好な居住環境を備えた賃貸住宅の安定的な確保を図り、もって都市の健全な発展と国民生活の安定向上に寄与することを目的とする。(独立行政法人都市再生機構法第3条)
うーん。堅い。少なくとも上記の目的を見る限り「楽しい」は管轄外で極めてリアルの追及に徹しています!という感じですね。
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