電気自動車と都心マンション

都心マンション住まいの場合、どこでチャージをするの？

昨日、車の定期点検で自動車販売会社のショールーム兼整備工場に行ってきました。

定期点検の名目でショールームに足を運ばせて、車の買い替えを促すというのはビジネスモデルとしては有りなんだろうなと思うのですが、昨日は「電気自動車（EV車）」の啓蒙キャンペーンだったようで、ものすごくEV車をプッシュしておりました。

私自身、車に関して知識に乏しく、特にガソリンの匂いに青春やノスタルジーを感じるタイプではないので、「電気自動車だと静かで環境には良さそう」ぐらいの認識しかないのですが、ずっと気になっていた点を猛烈に電気自動車を推してくる営業担当者の方に聞いてみました。

「都心マンション住まいはどこで充電するのですか？」

すると営業担当者は「そうですね、最近、有明や晴海などにできるマンションには充電設備を備えているところもあるのですが、現段階では圧倒的に戸建ての方向けですね。」とのコメント。

「いやいや、あなた私のマンションに車検の時の代車を持ってきてくれたことあるでしょ！それなのになぜバッテリー充電に不自由する電気自動車を推してくるの？」と心の中でツッコミ。

さらに「長距離の旅行とか行った時にはどうすればいいのですかね？」と聞くと、「旅先の充電設備がある駐車場か高速度道路のサービスエリアになると思います」とのことでした。そして、「まぁ、今のところ郊外に住む方を中心に買って頂いていますね」とのことでした。

このショールームは都心の超一等地にあるので、「いったい誰向けのキャンペーンなのだろう？」と思いつつも、営業の方は売れと言われれば売らなければならないので、とりあえず薦めてみたというところなのでしょう。。。

マンションにEV設備を設置するのは、費用は掛かりますので、住民の合意が得られれば可能ではあるようです。但し、駐車場が建物内でスライド式の立体駐車場となると、今の段階ではかなり難しいとのこと。

そこで、今建設中の新築マンションでEV充電設備の計画がある都心マンションを（ざっと）調べてみると下記のような名前が出てきました。（但し、特定の住戸専用の設備であったりするので駐車場の保有者のみが使えるケースもあるので注意が必要です。）

東急不動産のブランスはEV充電設備を今後とも整備していく傾向にあることが分かりますが、他のマンションは「広い敷地」があるから設置ができるという感じですね。やはり埋立地にできるマンションは全体的に敷地が広いので、整備がしやすいようですね。

私が「EV充電設備の普及が十分に追い付いていないので不便だ！」とブツブツ言っていると、営業担当者の方はひそひそと「そうですね。確かに都心マンションのお住まいの方だとEV車は不便かもしれません。個人的にはプラグインハイブリッドだと思います」と言っていました。

プラグインハイブリッドなら、走っている間に充電もできますし、ガソリンを使えるので充電切れの心配もないので安心とのこと。出先でちょっと充電スポットが開いていたら充電をすることもできるので、もしかしたらこれがベストなのかもしれません。。。

それにしても早く、技術革新で充電池が「アシスト付き自転車」ぐらいのサイズにならないだろうか。そうすれば、持ち運びも便利になり、遠出も怖くなくなるのになぁ。。。