南青山7丁目の「常盤松ハウス建替プロジェクト」。生まれ変わっても歴史は引き継ぎます。

建替
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常盤松ハウスがいよいよ建替をむかえます。

常盤松ハウスと言うと、常盤松邸の隣のヴィンテージ・マンションとして有名ですが、完成から半世紀が経ち、いよいよ建替プロジェクトが公表されました。

きちんとしたマンションなので、これまでも適切な修繕を積み重ねることで、物件のクオリティーを保ってきた常盤松ハウスですが、建替えをすることで物件が生まれ変わり、次の時代にも歴史あるマンションとしてその威光を放つ存在となることを選んだのです。

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住民のマンションへの想いが素晴らしいのです。

建替について少し大袈装に書きましたが「建替」をするということは、大規模修繕と違い、建替え中の一時的な住み替えなど、住民にとってはかなり大きな生活の変化が求められるのです。

従って、日常に大きな変化が強いられたとしても、それを了承して建替に賛同をした住民のマンションへの想いは素晴らしいと思います。

もちろん、生まれ変わった常盤松ハウスは98戸中36戸を新たな住民を呼び込むことで、既存の住人の建替費用の負担を軽減する措置などは取られていると思いますが、それでも建替期間に係る賃貸費用などを考えると、決して既存住民にとって「おいしい」話ではないはずです。

さらに、南青山7丁目は表参道駅から11分という表示になっておりますが、 これは信号などに引っかからず、 大人がかなりの早足で歩いた場合の表参道駅入口までの時間です。(以前、常盤松ハウスからほど近い物件を見学にいった時、表参道から歩いたのですが、 時は信号のタイミングも良かったのに15分ちよっとかかりました。)

また、周辺にはレストランはたくさんありますが、最寄りのスーパーまで徒歩10分ぐらいかかるので、食材を運ぶことを考えると、車かネットスーパーのデリバリーサービスを活用することになると思います。

つまり、決して日常生活を送るのに便利な場所ではないのです。従って、利便性だけを考えるのであれば、常盤松ハウスを売却して、もっと便利な場所を選ぶこともできたはずです。 (各世帯ごとに事情はあるのだと思いますが・・・)

それにも関わらず、常盤松ハウスの住人が建替の後もこの場所に戻ってきたいと思う理由は、この場所への「想い」なのだと思います。

このような住人の想いが注がれるマンションだからこそ、本当の意味で「ヴィンテージ・マンション」になれるのだと思います。

自分の住処に対する 「想い」 を共有できるマンションに住人として参加してみてはいかがでしょうか。

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