「都心の広い新築マンション」がベストだけど、現実は「広めの中古」か「手狭な新築」かの二択になってしまう。決め手はメリットの積み上げ。

不動産一般
Businessman's hands with calculator at the office and Financial data Cost Economic
Pocket

スポンサーリンク

広めの中古と手狭な新築の二者択一?

「都心の広い新築マンションに住みたい」と私が人に言ったときに返される言葉は「お金あるの?」、「都心じゃなきゃダメなの?」、「広めの中古じゃダメなの?」、 「手狭な部屋じゃダメなの?」のどれかであることが多いです。

この質問への回答ですが、まず、お金があれば「都心の広い新築マンションに住みたい」ではなく「都心の広い新築マンションに住んでいる」となるので「お金あるの?」は残念ながら愚問。

「都心じゃなきゃダメなの?」への回答としては、通勤通学の時間を短縮したいというのが引越しの動機のひとつなので「都心じゃなきゃダメ」というのが答えになります。

こうなると、検討すべきは「広め中古」と「手狭な新築」の2つということになります。

スポンサーリンク

広めの中古への見解

私自身も「広めの中古」をかなりたくさん見にいきました。お風呂やお手洗い、キッチンなどの水周りの設備が古いのはどうしても抵抗があるので、リノベーションをした物件に絞ってみました。

立地や広さ、間取り、部屋の雰囲気を現地で確認できるので、「外れない」という点はもの凄く大きなメリットに感じました。

しかし、いくらリノベーションをしていても、共有部分にかかるところ(窓や玄関扉)などはリノベーションができないので、室内はかなり新しい感じなのに「窓だけがレトロ」だったり、 「玄関の扉だけ昭和」だったりと、かなりの違和感を感じてしまうことも結構ありました。

また、広い物件で価格的にも「大丈夫、買える!」 という物件は、旧耐震基準の物件が多く、大規模修繕の魔法でとてもキレイに見える物件でも、やはり耐震工事まで行っている物件は多くないことから、買う決心をすることができませんでした。

手狭な新築への見解

一方で、「手狭な新築」の場合、モデルルームで見学になることが多いのですが、様々なタイプの部屋がある物件の場合、モデルルームになるのは 「一番見栄えの良い広い部屋」である場合が多いので、あまり参考になりません。

希に、小さめの部屋を中心とするマンションの場合でも、モデルルームにテレビや冷蔵庫、ダイニングテーブルなどを設置しないことで、狭く感じさせない工夫がされているので、あまり参考にならないのです。

とはいえ、やはりキレイな水周りと設備、共有部分を見ると、「新築っていいなあ~」という気持ちになります。モデルルームを出る時点では、「価格の点からも妥当だし、このご時勢、都心で新しい物件を手に入れるには広さについては妥協が必要だ!」とすっかり前のめりになっているのですが、自宅に戻って、どこに何を配置するのかを冷静にシュミレートしてみると、「ああ、俺は廊下に寝ることになる」という現実に直面し、「やっぱりもうちょっと広さが必要かも」となります。

つまり「広め中古」と「手狭な新築」という観点では決め切れないのだなと痛感してしまいます。

結局、何が決め手となり得るのか。

物件探しに「妥協」は必要なのだと思いますが、少なくとも私は「決して安くない」買い物をするのに必要以上の妥協はしたくないと考えています。

そうなると「その他のメリットの積み上げ」が決め手になるのではないでしようか。

例えば…

  • 都心なのに周辺に大きめのスーバーが3つある。
  • 24時間のスポーツジムが隣のビルにある。
  • 小型マンションなのにゲストルームがある。
  • 駐車場が各戸に割り当てられている。
  • 占有部は手狭だが、地下に広めのトランクルームがある。
  • 築年数が経っているが、耐震補強工事が完了している。
  • 駅から近い上に、JR、地下鉄など路線数が充実している。
  • 皇居から近く、ランニングに最適。
  • 住宅街ではないが、街並みが整然としていて生活がしやすい。
  • 好きなショップが多く集まる場所まで徒歩圏内
  • 南の日当たりが最高。

など、挙げればキリがないのですが、 自分自身や自分の家族にとってのメリットが積み上げられる場所であれば、 「広めの中古」でも「手狭な新築」でも、 受け入れることができるのだと思います。

とはいえ、なかなか、この「積み上げ」ができる物件がないのも事実なので、やはり物件探しは時間が係るものになりますね。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました