頭金は負けてもらえるのか。
「お、この物件はいいかも!」と思う新築マンションをネットで見つけると、ワクワクした気持ちでアンケートに答えながら、資料請求ボタンをポチッと押しますが、その後、ちょっと冷静になると「頭金がいくら必要かな・・・」という現実が脳裏を過ります。
できればキャッシュは使わず(或いはできるだけキャッシュアウトを少なくし)、全て住宅ローンで賄って物件を手に入れたい。
なぜかと言うと、ローンで全てを賄えれば、仮に自分の身に「もしも」のことがあっても、家族は団信のおかげで残債がチャラになるし、キャッシュも残る。
もちろん、頭金を入れれば住宅ローンは減るので、総支払額では有利になると思いますが、私の場合、残された家族に少しでも余裕を作っておいてあげたいので、「キャッシュ・アウトお断り」を基本路線としています。
大切なことその1・熱意
ということで、これまで4件ほど新築マンションを買いましたし(3件が居住用物件で1件が投資用物件)、最終的に購入まで辿りつかなくても、ローン審査をしてもらった物件もいくつかありましたが、毎回必ず・・・
「頭金を無しにしてください。無しが無理ならせめて限りなく0円に近づけてください」と主張をしてきました。
このように言うと、ほぼ全ての担当者の方は「すみません、会社の決まりなんでできないんですよ~」とやんわり、でもきっぱりと断ってきました。
しかーし、ここで負けてはいけません。
その物件を自分がいかに気に入っているかを涙ながらに訴え、交渉後もメールなどで「しつこいぐらい」その物件に対する熱意を伝え続けたところ、ほぼ全ての物件で「頭金なし」か「頭金数十万円」にして頂けました。
超人気物件だったりすると、「しっしっ、あっちに行きなさい」と魚を狙う野良猫を追い払うような扱いをうけるかもしれませんが、これまでのところ財閥系のデベロッパーを含めて交渉は成功しています。
大切なことその2・信頼関係
交渉のポイントは「熱意」だと思っていますが、それ以前に物件の担当者の方に「この人が買うのを手伝ってあげたい」と思ってもらうことが大切です。
マンションを買うとき、担当者の方とは何度も会って、一緒に様々な作業をします(ローン審査、オプションの相談など)。いわば良い物件を手に入れる為のチームメイトなのです。
そんなチームメイトに対して「やってもらって当たり前」という上から目線でいても百害あって一利なしです。
最初にモデルルーム見学をする時から誠意を持って信頼関係を築くという心がけが必須なのです。
実際、私も担当者の方には最大限のリスペクトを持って接しますし、そのおかげで最終的には買わなかったとしても、良い関係のままで終われます。
担当者の方を敬い、熱意を持って交渉をしてみれば、きっと願いは叶うと思います。
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