会社の友達と話をしている時によく「人相」の話になります。
そうです「手相・人相」のあの人相です。
私は街中を歩いていると頻繁に道を聞かれます。これは相手が日本人だろうと・外国人だろうと関係なく、周囲にかなりの人が歩いていても、「ご指名」を受けることが多いのです。おそらく私の人相は「お人よし風」あるいは「親切風」なのかもしれません。「風」とつけているのは実際はそうでもないからです。
もしかしたら、単に暇そうな顔をしてボーっと歩いているからかもしれないのですが・・・。
いづれにしても、道を聞いても教えてくれそうな当たりの強くない人相をしているのだと思います。
一方で、「おお、この人は神経質そうだ」とか「気に入らないことがあるとすぐに人を攻撃しそうだ」とか言う人相をしている人もいます。
私と会社の友達との間での共通認識は「人相はその人をあらわす」というものです。
具体例で言うと・・・
先日、経歴や専門性は「もしかして、このポジションを得るためにこれまでのキャリアを築いてきました?」思うほど、募集要件にフィットした人の面接をしたのですが、面接会場に入ってその方の顔を見た瞬間に「この人は対人苦手?」との人相が浮かんでいるような気がしました。
それでも「いかん、いかん。偏見はいかんぞ」と思いながら面接を続けました。
面接自体は滞りなく進み「人相が気になりながらも、キチンとしているし、即戦力にもなりそう。人相は気になるけど(2回目)他の人にも面接をしてもらおう。人相は気になるけど(3回目)・・・」、他の方にも会ってもらうことにしました。
みなさんの感想は概ね上々で、当然ながら「人相」というフワッとしたものに対してコメントを述べる人はいませんでした。その結果、その人は無事に内定を獲得したのです。
しばらくして、その方が出社をしてきたので、挨拶をしたところ「極めて普通」の様子だったので、私の懸念は単純な思い違いだったんだと胸を撫で下ろすと共に、「人相」で人を判断するなんて、自分もまだまだ未熟だなと反省をしていました。
それから一ヶ月ぐらい経ったころでしょうか、他の部署から電話がかかってきたので、受話器をとった瞬間にイキナリ言われたのが「とぴさん、あの人やばいよ!」と言う嘆きのようなコメントでした。
話を聞くと、ある仕事をどちらの部署が担当するかって話し合っていたら、突然ものすごい剣幕で「これは自分の仕事じゃない」と長時間に渡って主張したそうです。その仕事自体はものの3分もあれば終わるので、なぜそんなに拒絶反応を示したのかが皆とても不思議だったそうです。
そんな他の部署の人間「叫び」が数件寄せられたので、本人と話をすると「私は間違っていない」の一点張り。
うーん・・・合っているか、間違っているかの問題ではなくて、「なんだこいつ?」と思われている現実が問題なんだよね。「これは改善するのい時間がかかるやつだ」と、思わずマリアナ海溝ばりに深いため息をついてしまいました。
その時に頭に浮かんだのが「人相」という言葉でした。
そうか、人相に映し出された影はこれだったのか!
正直なところ、どこまで人相で判断するのが正しいかは分かりません。とは言え、顔はその人の生きざまが反映されていることを考えると、「あ、この人の人相はヤバイかも!」と感じた時は、全力で避けることをおススメします。
ちなみに。。。この手の人って傍観者の立場から観察するとかなり興味深いんだよね。そっと人手が足りなくて困っている部署に渡しちゃおうかなぁ~にやり。
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